五十而知天命&バリ島往還

半世紀を生きてきた今、無理しない生き方をゆるーく追及中。バリ旅に学ぶところ多し。

偏頭痛の予防としての漢方薬の飲み方【三者三様の②】

 

職場の移転を機に病院を変える

昨日の記事で、最初の医師は1日3回の満量処方で体質改善を狙っていた、という話を書いた。飲み続けていると効果が感じられたので、漢方薬での治療に意欲は保っていたが、薬が1か月分しか出ないのと、予約が取りづらい病院だったので毎月の通院が大変だった。

そんな折、勤め先のオフィスが新築のビルに移転となって、その1階に内科の病院が入居した。Webサイトを見ると、漢方処方をすると書いてある。これはちょうどいい、とそちらにかかってみることにした。

医師②:飲み忘れがストレスになるのだったら1日2回で良い

この2人目の医師に偏頭痛で漢方薬を飲んでいることを話すと、それまでの呉茱萸湯と当帰芍薬散という処方には同意するので、同じように処方できると言われた。ありがたい。職場と同じビルなら、昼休みや退勤後に通える。

1人目の医師と違っていたのは、飲み続けていると体質が改善されて薬がいらなくなる、という認識は、この医師は持っていなかったことだ。むしろ、1日3回飲み続けようと思うことがストレスになっていないか、と心配された。医師の意見では、1日2回のペースで飲み続けているのがいいのではないかということだった。それなら、いちばん対応しづらい昼食前の服用をしないで済む。

更に、最大で1日3回飲む体で60日分の180包出すので、1日に飲む回数は3回でも2回でもいいから、薬がなくなったら来てください、と言ってくれた。2回で飲めば次に来るのは3か月後で済む。通院の時間を捻出するのも大変だったので、これは本当にありがたかった。

舌の裏側を見せたら薬が変わった

その調子で、数年の間同じように通っていたが、ある時から、トリプタン製剤の消費量が多くなってきた。漢方薬と一緒に10錠出してもらって、3か月後の次の診察までもっていたのが、トリプタン製剤が足りないためにまだ漢方薬がなくならないのに受診するようなことも出てきた。

すると、医師が「舌の裏側を診せて」と言った。言われたようにすると、診たあとにうーんと考えて、「ちょっとお薬変えましょう」と言った。当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)を、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)に変えるという。

偏頭痛の予防になる漢方薬 当帰芍薬散
偏頭痛の予防になる漢方薬 桂枝茯苓丸
当帰芍薬散 → 桂枝茯苓丸 へ差し替え

当帰芍薬散と桂枝茯苓丸はどう違うのか 

この2つ、血のめぐりを良くという点では同じ系統の薬だ。ではどこが違うのか。筆者は漢方薬の専門家ではないので、以下は正確な表現ができていないことを前提に読んで欲しいが、筆者の理解では、当帰芍薬散は血が足りないためにめぐりが悪い場合に用い、桂枝茯苓丸は血は足りているが流れが悪くてうっ血しているような場合に用いる。

そう言えば、当帰芍薬散は冷え性にも効くということだったので喜んで飲んでいたが、確かに以前よりも冷えが辛くない。貧血気味だったこともいつの間にか忘れていた。ここまで飲み続けていたことで体質が変わったのか、あるいは年齢による変化か。

ということで、毎日の薬が呉茱萸湯と桂枝茯苓丸の2つに変わった。すると、確かに偏頭痛発作を起こしてしまう回数が減って、トリプタン製剤が余るようになった。すばらしい。こうした漢方薬の微妙な判断ができる内科の先生が近くにいるというのは本当にありがたい。

   

良い先生なので人気が出て通いづらくなってしまった

医師②のところには5年ほど通った。職場のビルはそれほど便利な場所ではないし、新設の病院だったので最初はそれほど混んでいなくて、仕事の合間でも通いやすかった。

しかし、先生は小児科も診る医師で、患者の話をよく聞いてくれるとても良い先生だったので、待合室が小さい子供で混んでくるようになった。予約はないので、診察券を出していったんオフィスに戻るようなこともしてみたが、それでもタイミングが合わないと1時間近く待合室にいなければならないようなことも出てきた。

そんな折、今度は自分が転居することになった。その転居先で、いまかかりつけにさせてもらっている医師③に出会うことになる。それはまた次の記事で。