五十而知天命&バリ島往還

半世紀を生きてきた今、無理しない生き方をゆるーく追及中。バリ旅に学ぶところ多し。

偏頭痛の予防としての漢方薬の飲み方【三者三様の③】

 

三者三様①②で書いてきたように、偏頭痛の予防としての漢方薬処方は、医師によってポリシーが少しづつ違っていた。

 

① 呉茱萸湯+当帰芍薬散/1日3回

 

② 呉茱萸湯+当帰芍薬散/1日2回

  → 呉茱萸湯+桂枝茯苓丸/1日2回に変更

 

さて、三者三様の3人目である。

3人目の医師との出会い

自宅を引っ越してすぐに風邪を引き、新居に一番近い耳鼻咽喉科医に行った。風邪を引くとたいてい喉をやられるので、耳鼻咽喉科にかかるようにしている。

その診察の際に、偏頭痛の予防で漢方薬を飲んでいることを話すと、同じ医院の中に内科もあって、そこで漢方薬の処方ができるというので、そのままカルテを回してもらって内科医の診察も受けることになった。

医師③:より効果的に偏頭痛を予防するためのメリハリをつけた処方

内科の医師は女性だった。これまでの服薬について話すと、なるほど、と言って漢方薬の一覧表のようなシートを出して眺め始めた。そして、基本的な方針としてはこれまでと同じで良いと思うが、少しメリハリをつけてみましょうか、と言った。

茱萸湯(ゴシュユトウ)をベースにするのはそのままとして、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)と桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)を概ね2週間ずつ交代で服薬する、というプランだった。

体の中の血や水の状態に合わせて飲み分ける

ご存じのとおり、女性の体には月々のリズムがある。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌量が変化することで毎月排卵が起きたり生理が来たりするのだが、それに合わせて飲む漢方薬を変えていこうというのである。

具体的には、生理開始から排卵までは桂枝茯苓丸を服用し、排卵から生理開始までは当帰芍薬散を服用する。

それぞれの効果と、月々のリズムによる体の状態を合わせたものだという。

桂枝茯苓丸と当帰芍薬散の違いについては②で書いたので、気になる人は参照してほしい。

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なお、当帰芍薬散はこれまでツムラの2.5gを1日2回飲んでいたが、少し足りないのでという医師の判断で、クラシエの3gに変更になった。

偏頭痛コントロールの効果を更に上げてくれた五苓散

ここまででも今までと違ったきめ細かい処方だが、もうひとつあった。偏頭痛が起こりそうな要因が予想されるときに、頓服として飲んでおくための五苓散(ゴレイサン)の処方である。

ツムラの漢方薬 銀色の地に茶色の帯

偏頭痛の予防にメリハリをつける五苓散

偏頭痛は、全く予想できない時に起こることがないわけではないが、ほとんどの場合、すでにわかっている「ヤバい条件」がそろったときに起きる。そういう人は多いと思うが、高気圧から低気圧に変化するときが特に良くない。気圧変化のタイミングが生理前の時期に重なると最悪だ。呉茱萸湯や当帰芍薬散を飲んでいても、この2つが重なるとどうしようもなく、頭痛サインが来たらトリプタン製剤で抑えるしかなかった。

抑えそこねるとこうなってしまう。
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五苓散は、こういう条件がそろいそうなときに、予め飲んでおくと良いという。最近は気圧変化の予報をアラートしてくれるようなアプリがあるので、低気圧が来る前には必ず飲むようにした。

これが当たった。当帰芍薬散と桂枝茯苓丸でリズムを作ったこと+ヤバい時の五苓散で、偏頭痛発作を起こしてトリプタン製剤を服用する回数が、各段に減った\(^o^)/

 

   

 

この先生には、その後の不調でも漢方薬を検討してもらったうえで、足りないものだけ西洋薬を出していただいていて、大変満足している。他の不調での漢方薬については、また別の記事で書きたい。