五十而知天命&バリ島往還

半世紀を生きてきた今、無理しない生き方をゆるーく追及中。バリ旅に学ぶところ多し。

バリ島 ◆ 地元のおばあさんのゴミ捨てと、海を眺めて何もしない午後 ◆ ブノア

 

2008年12月の3回目のバリ旅では、ブノアのカインド ヴィラ ビンタン(Kind Vill Bintang)に3泊した。1回目がウブド+ジンバラン、2回目はクタだったので、別の街ということでヌサドゥア方面で検討していて、他の候補は、インナ プトゥリ バリ と グランド アストン バリ(現在のホテル ニッコー バリ)だった。

ホテルを選ぶときには散歩ルートを考慮すべし

改めて地図を見てみると、 インナ プトゥリは、バリコレクションのすぐ近く。カインドとアストンは、ブノア半島の真ん中へんの東側のビーチ沿いにある。

ベノア半島の地図

 

もし、ヌサドゥアのインナ プトゥリ バリに泊まっていたら、朝食後の散歩で、大型ホテルの間を通る、よく整備された、しかし面白みはない道を延々と歩くことになったことだろう。いま考えても、ブノアにしておいてよかったと思う。

ただ、バリコレクションからは200mくらいの距離なので、ブランド品の買い物をしたい人には、良い立地だと思う。高級ホテルの立ち並ぶヌサドゥアの中では価格も抑えめなので、当時、アジアからの団体客が増えていたという評判もうなずける。

ブノア半島の西側で目撃したおばあさんのゴミ捨て

カインド ヴィラ ビンタンからの散歩では、行けるところまでビーチを歩いてみたり、半島を横切る方向に裏道をうろうろしたりした。ブノア半島の東側はホテルが並び、ビーチアクティビティが盛んで観光用に整備されているが、西側は裏側というか、店らしいものもあまりない。物好きにもそこまで行って内海を眺めていると、少し離れたところを、おばあさんがバケツを頭に乗せて歩いているのが見えた。

地元の方かなと思って見ていると、おばあさんは海に流れ込んでいる水路のようなところでバケツを下ろし、逆さまにして中身を水路にあけた。ゴミを捨てたのだ。

びっくりしたが、そういえばバリでは、山は神様がいるところなので大事にするけれど、海は悪霊がいるところで不浄であり、ゴミは海や川に捨てていたと聞いた。バナナの葉を皿にして、右手で食事を取る習慣のときはそれでよかったが、プラスチックが生活に入ってきても同じようにするのでゴミの問題が出ていると、2008年当時でも問題視されていた。

戦後の東京にも家庭ゴミをその辺の水路に捨てる習慣はあって、東京オリンピックのときに改善したという話を聞いたことがある。おばあさんは、子供のころから当たり前にこの場所でゴミを捨てていたのだろう。プラゴミの問題は、2020年の今ではさらにクローズアップされていて、バリでも様々な取り組みがされていると聞く。あのおばあさん、どうしているだろうか。

芝生が美しい東屋で海を眺める午後

さて、別の日は、幹線道路を半島の先の方へどんどん進んでいった。道沿いにはビーチアクティビティの店がたくさんあって、たむろしているスタッフから「コンニチハー!スノーケリング?バナナボート?」とお誘いの声がかかる。いや、そういうのいいんで…。目的なく歩いててすみません。

1時間くらい歩いたか、疲れてきたので休むことにした。東側の海に開けた席を持っていそうな店を見つけて、入ってみる。普通のレストランかと思ったら、建物の向こうの海側にプールがあり、芝生の上に東屋やサンラウンジャーが配置されていた。食事をすれば、夕方まで滞在できるという。こういうのをビーチクラブというのか、いまだに定義がよくわからないが、ともかく東屋に席を取る。

これがめっぽう居心地が良い。美しい芝生の向こうに白い砂浜が広がり、その向こうに青い海が見える。海では様々なビーチアクティビティが盛んにおこなわれていて、やるのはごめんだが、眺めているのは結構楽しい。東屋にはマットが敷かれていて、クッションにもたれてくつろげる。食事も美味しい。

すっかり気に入ってしまって、休憩してから更に半島の先の方まで歩いてみるというプランはやめにして、ここで午後いっぱいゆっくりしていくことにしてしまった。

店の名前を憶えていなかったので、Googleマップで調べてみたら、記憶にある風景が掲載されていた。多分ここで間違いないと思う。

goo.gl

なるほど、ホテルにプールがない場合でも、こういう店に来れば「海を眺めながら何もしない」が実現できるのだとわかった。3回目のバリで、すでに将来のロングステイを思い描くようになっていたので、滞在先を選ぶときは考慮しよう、と思った(←気が早い)。