五十而知天命&バリ島往還

半世紀を生きてきた今、無理しない生き方をゆるーく追及中。バリ旅に学ぶところ多し。

コロナ禍で停滞する世の中でも、人生を前に進めている若い友人からの嬉しい報告

 

新型コロナウィルス感染症の蔓延のせいで、いろいろなことが停滞している。

報道としては東京オリンピックの1年延期が大きかったが、その他にも今年実施するはずだった何らかの記念行事や大会などが、いったん中止や延期を公表して、日程を再設定できないままでいる。

 

時間をかけて準備した行事ができないことの痛み

筆者にも、そういった行事の主催側に立った経験がある。大きな行事では1年以上前から準備を始め、関係者の日程調整や会場確保、補助金や後援獲得のための企画書づくり、準備作業の進捗管理と大量の作業をこなすことになる。仕事としてやっているならまだしも、社会人サークルや任意団体の場合は、それをボランティアでやるのだ。

 

ボランティアだとはいえ、〇十周年記念イベントともなると、責任は重大だ。その年月分の、関わった人たちの想いがかかっている。難しい課題にぶつかったときは、企画会議が喧々諤々の議論になることもある。でもそんな熱い議論を交わしたあとで皆で飲むビールはことのほか美味しい。仕事が終わってから集合して3時間も話し合えば22時を過ぎるが、それでも一杯だけと飲みに行き、結局その場でも更に議論が続く、ということもしばしばだった(そして会議室で出なかった良いアイデアが出るのが不思議)。

 

コロナで延期になってしまった行事を企画していた方々は、本当なら今頃、無事にやり遂げた大きな満足感と安堵の中で、一緒に準備を積み上げてきた仲間と、いままでで一番美味しいビールを飲んでいるはずだった。それが、次のステップをどう組んだものか検討もつかない不安と焦燥の中に留め置かれている。ましてや、延期の目途がまったく立たず、中止にせざるを得なかった方々の無念はいかばかりかと思う。

 

イベントの延期の報が入るたびに、それに自分が参加できない残念さもありながら、それより企画側の方々の気持ちを考えずにはいられず、暗澹たる気持ちになる。

 

若い友人からの嬉しい知らせ

そんな毎日だが、今日、そのようなイベント企画で顔を合わせる若い友人から、嬉しい連絡が入った。交際している彼女を連れて、実家の両親に会いに行ったという。結婚を前提に同棲することにしたので、その挨拶ということだった。

イメージ画像:夫婦の石像

彼は、とてもまじめで頭が良く、優しい人だが、物事に対して受動的で、積極的に動かないところがあった。愛想が悪いわけではなくむしろひとあたりは良いが、気の利いた会話や振る舞いができるタイプではなく、おそらく自分でもそこに自信がないために奥手だったのではないかと思う。最初に会った20代半ばから、30代後半に差し掛かる今まで、女性とつきあっている形跡がなかった。もしかしたらその前も、なかったのかもしれない。

 

でも私は 彼の人柄がとても好きだったので、良い人と出会ってほしいと思っていた。それとなく聞くと、彼女が欲しくないわけではないらしい。

 

それで、何年もの間、年頃の独身女性とみれば彼と合わないだろうかと一度は考えてみる癖がついていた。共通の友人である独身女性に、彼を含む男性陣の品定めを装って、どんなふうに見ているか聞いてみたことがあるが、良い人だけれど自分の彼氏にしようとは思わないという評価だった。

 

しかし、何事も続けてみるもので、昨年、やはりイベント企画で仲良くなった人の中に、これはと思う女性が現れた。彼女と私は出会ってすぐに仲良くなったのではないが、ある時、別の人から、彼女が私と話をしてみたいと言っている、という話を聞いた。私が以前担当したことがある役割を任されることになったので、経験者の話が聞きたいと言うことだった。

 

それで話してみたら、彼女もとてもまじめで、物事に対して真摯に取り組むことを心がけているタイプだった。正義感が強く、いいかげんなことを許せないという気質が見て取れた。まだちょっと考えが固いところがあって世の中で苦労しそうだという心配もあったが(実際、けっこう悩んでいた)、私自身はそういう彼女の気質をとても好ましく思ったし、話していて面倒みの良いタイプだともわかった。こういう人なら、彼の気が利かないところは許し、真面目に話を聞いてくれるところを好むのではないか と思った。

 

正直なところ、私には友人同士をマッチングした経験などなかったので、うまいやりかたなどわからなかった。とりあえず、彼女の先輩格にあたる友人に頼んで、現在付き合っている人がいないことを確かめてもらった。念のため彼の方にも同じことを確認し、ストレートに、二人の相性が良さそうな気がするので3人で食事をしないか、と誘った。

 

3人での食事では、女ふたりがしゃべっているのを彼がニコニコ聞いている絵になってしまったが、それでも、連絡先を交換してもらうことができた。でも、そのままでは彼が次のアクションを起こせないことが予想できた ので、私の顔を立てて一度はふたりでデートしてくれたら嬉しい、と言い含めておいた。

 

二人とも素直なので、ほどなくデートをしたと彼女から報告が来て、その次の週に会う約束もしたということだったので、ほっとした。その後は、ときどき彼女から相談は来たが、順調に交際が続いて、今日の報告に至ったわけである。

 

コロナ禍でデートもままならない中で、順調に歩みを進めてくれたことが、本当に嬉しかった。この事態が収まって、ふたりの結婚を大勢で祝うことができる日が、待ち遠しい。