- 長期滞在者に人気のグリヤ サントリアン
- リゾートを楽しむ人々を眺めながらソファでくつろぐ
- 砂浜のサンラウンジャーに寝そべる午後
- シャワーを浴びてデイベッドでクールダウン
- アフターディナーのカクテルはプールサイドで
バリで学んだ「何もしない」旅スタイルを、日本でもできないものかと試したことがある。何しろ何もしないのだから、リゾート地らしいホテルを選べば何とかなるんじゃかと思ったのだが、どうもうまくいかなかった。
日本のホテルって、自分の部屋以外に、だらだら過ごせる場所がないのだ。「何もしない」を満喫するには、何もしないでいられる場所が必要だ。バリには、ホテルにも、街にもそういう場所がたくさんある。
長期滞在者に人気のグリヤ サントリアン
これまでの12回のバリ旅で一番好きだと思ったのは、サヌールの《グリヤ サントリアン》。4回目のバリで初めてサヌールに行くことになり、欧米からの長期滞在者に人気のホテルだと聞いて、ここに決めた。
リゾートを楽しむ人々を眺めながらソファでくつろぐ
グリヤ サントリアンで、一番好きな場所は、この下の写真のソファ席。ホテルの敷地の一番外側で、海に面している。白いパラソルがあるあたりはもう砂浜で、砂浜との間にはサヌールのビーチ沿いにずっと続いている遊歩道がある。
このソファに座って海を眺めていると、白いパラソルの下で水着で思い思いにくつろぐ人々、という実にリゾートらしい光景を背景として、いろいろな人が遊歩道を行きかうのが眺められる。ジョギングや散歩をしている人、おそろいの帽子をかぶって騒ぎながら通る地元の少年たち、頭や肩に荷物を乗せているお仕事中の人たち。海に入っていく人もいる。遠くに船が見える。
朝食後の散歩から帰ってきてここでくつろいでいれば、お腹が空いてきたら食事をオーダーして、そのままランチタイムになだれ込める。
砂浜のサンラウンジャーに寝そべる午後
水着でくつろぎたくなったら、砂浜側に出る。東向きの海なので、午後は大きなヤシの木の影が落ちて、過ごしやすい。サンラウンジャーに寝そべって、青空に浮かぶ雲と、風にそよぐヤシの葉を眺めて過ごす。
シャワーを浴びてデイベッドでクールダウン
夕方、部屋に帰ってきてシャワー浴びると、連れ合いがエアコンの効いた部屋でクールダウンしたがるので、冷房が苦手な私はベランダのデイベッドで過ごす。足を延ばしてクッションにもたれ、夕飯は何を食べようか、などとのんびり考える。
アフターディナーのカクテルはプールサイドで
まだ日があるうちに外のレストランへ夕飯に出かけて、ホテルに戻ってからプールサイドのバーへ。プール越しに、暗くなっていく海辺の景色を見ながらカクテルを楽しむ。この後写真を撮ったあとスコールになったが、屋根があるので大丈夫。プールの水面にはじける大粒の雨を眺めて、トロピカルムードを味わった。
グリヤ サントリアンには、他にも3つのプールを取り囲むサンラウンジャー、広々としたロビー、アートギャラリー、ライブラリーなど、まだまだくつろぎスペースがある。
居場所がたくさんあるホテルだから、長期滞在者に人気というのも良くわかる。次にまたバリに行けるようになったら、ここに滞在したいと思っている。