ある仕事が休みの日、すかいらーくの株主優待の期限が迫ってきたので、どこかにランチでも食べにいこう、と思い立ちました。
検索すると、家の近所にある優待が使えるお店はガスト。でもハンバーグっていうのも重いし、単価が安いので、使っても1,000円だとするとなかなか優待が使いきれないし…。
その後、2020年9月30日期限の優待カードは、2021年3月31日まで期限延長されたことがわかりましたが、この時はそのことに気づいていなくて、早く使い切らなきゃ!と思っていたのでした。
それで、ちょっと電車に乗ってでも行ってみたいと思う店はないかと検索したところ、新宿中央公園に、「むさしの森珈琲」の系列店がありました。
「むさしの森珈琲」は、埼玉県の7店舗が最大で、他に全国各地に合計40店舗以上展開している珈琲店のようです。でも新宿中央公園店は、珈琲ではなく「Dinner」という名前になっていて、少し展開が違うみたい。ネットでメニューを見てみると、なんと、クラフトビールを置いているではありませんか!
昼飲みは休みの日の大きなお楽しみのひとつ。早速行ってみることにしました。
- 「むさしの森Diner 新宿中央公園店」の場所と外観
- 「むさしの森Diner 新宿公園中央店」のメニュー
- 「むさしの森Diner 新宿公園中央店」のクラフトビール
- すかいらーくの株主優待が人気の理由
- すかいらーくの株主優待はどのように変更されたか
「むさしの森Diner 新宿中央公園店」の場所と外観
店は新宿駅の西側にある、中央公園の北東角にあります。
目印で言えば、ハイアットリージェンシー東京とヒルトン東京がある「新宿中央公園北」交差点のところ。
最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線都庁前駅、あるいは東京メトロ丸の内線西新宿。
JR新宿駅の西口からだと徒歩15分というあたりです。
中央公園側から見た外観はこんな感じ。芝生が広がる広場に建つ、2階建ての店舗です。周囲を超高層ビルに囲まれている地域だけに、むしろ贅沢な雰囲気。
写真左側が「むさしの森Diner」、お隣はスターバックスでした。
「むさしの森Diner 新宿公園中央店」のメニュー
早速入店。ランチを食べに行ったと言っても、昼時ではなく中途半端な時刻だったので、待たずに席に案内されました。
ひとりだったので、窓際のカウンター席へ。
窓の外には芝生が広がっていて、そこで小さい子供を遊ばせている家族や、ピクニックシートを敷いて談笑している人たちの姿も。都内では、こういう光景を眺められるカフェやレストランはあまりないのではないかと思います。ちょっとしたリゾート気分😃🌴
さて、メニューはどうでしょうか。
まず目に入るのがパンケーキ🥞です。
「一口食べたら淡雪の様にすっと消えてしまう」
「ご注文毎にメレンゲを立てて生地を合わせ、丁寧に丁寧に焼き上げ」
「リコッタチーズとクリームチーズのライトなコク」
など、いかにも美味しそうな誘い文句が並んでいます😍
そもそも、むさしの森珈琲は、この「ふわっとろパンケーキ」と、100%オーガニック&レインフォレスト・アライアンス認証の豆を使ったコーヒーが目玉商品のカフェ業態。Dinerを銘打っている新宿中央公園店も、そうしたカフェメニューは充実しているようです。
お値段はファミレス感覚で、蜂蜜入メープルシロップが添えられた一番シンプルなパンケーキは580円、ローストナッツクリーム添えで880円、いろいろな果物が添えられて2種類のアイスもついたフルーツスペシャルが1,280円、シャインマスカットをふんだんに盛り付けた季節のおすすめパンケーキでも1,480円(いずれも税別、以下価格については同じ)。
セットの飲み物は320円(ホット/アイスのコーヒー/紅茶、オレンジジュース、ミルク、赤白ワイン)もしくは380円(ラテ、ハーブティー、ソーダ類など)。コーヒーにこだわっているお店らしくフリードリンクはありませんが、おかわりはそれぞれ200円、260円でした。
使いやすい価格帯で、でも安っぽくはない。いい感じです。
「むさしの森Diner 新宿公園中央店」のクラフトビール
パンケーキにこだわりの珈琲というメニューも気になりますが、でも今日はクラフトビールが目当てで来たのでした。メニューはこちら。
いろいろな地域のクラフトビールが、特徴とともに一覧になっています。この中で、今日オーダーできるのは4種類。それが1~2週ごとに入れ替わっていくとのことです。
どれをオーダーできるかはスタッフまで、ということなので、さっそく聞きます。その日の品ぞろえ。
- ブルックリンラガー(Brooklyn Brewery)
- FAR YEAST 東京 ホワイト(Far Yearst Brewing)
- よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
- みちのくレッドエール(いわて蔵ビール)
私はホワイトビールが好きなので、FAR YEAST 東京 ホワイトにしました。クラフトビールは値段一律でグラス480円。3種類の飲み比べ780円もありました。
食事は、パスタ、ドリア、ロコモコなどのライスプレート、クラブハウスサンドなど充実。エッグベネディクトやガレットなどの、いかにもカフェらしいメニュ―も気になります。
でも今回クラフトビールのお供として心惹かれたのが「ヘルシープレート」でした。ご飯をカリフラワー(!)に変更もできるまぐろアボカドご飯、20品目のバランスサラダ、野菜畑のガレットと、どれも魅力的。
迷った挙句、「野菜畑のガレット ~グリルチキンサラダ仕立て~」にしました。
届いた料理とビールがこちら。
こうやって見るとワイングラスが小さく見えますが、グラスは普通のサイズで、ガレットが大きいんです😅
もう少しアップで。
葉野菜、パプリカ、トマト、アボカドなどの野菜の他、グリルチキン、ベーコン、ゆで卵。スーパーフード キヌア、アマニもしっかり入っています。
ドレッシングはオーロラソースような感じ。あらかじめガレットに薄く引かれていて、チキンやベーコンにも塩気があるので、私にはそれで充分でした。もっと濃い味が好きな人は別添えのドレッシングをかけることもできます。
ドレッシングって、最初から、これで文句ないでしょ、という量がだばだばかかっていることがよくあるので、自分で調節させてくれるこのやり方は、ちゃんと食事を楽しませてくれる感じがして嬉しかったです。
クラフトビールとの相性も良く、大満足。このくらいの量で出してくれるのも、ランチビールとしては調度良いです。
お会計は、ガレット1,380円、クラフトビール480円で、消費税を入れて2,046円。すかいらーくの株主優待で2,000円を支払い、自分のお財布から出たのは46円のみでした。
すかいらーくさん、ありがとう!
すかいらーくの株主優待が人気の理由
すかいらーくの株式は、使い勝手がよく、株主優待利回りの面でもたいへん優秀な銘柄として人気があります。優待がもらえる100株で15万円程度、ここ5年で一番高い時でも22万円程度で購入できました。
最近、優待で受け取れる価格が大きく減ってしまったと話題になりましたが、変更前の優待は、系列店の飲食代金に充当できる 3,000円の優待券が年2回(計6,000円)受け取れるという、かなり優待利回りが良いものでした。
それに、飲食業の株主優待は、利用金額の上限は飲食代金の半額まで、などのように、結局は自分の持ち出し分があるものもありますが、すかいらーくの株主優待は、今回の記事に書いたように、普通に金券として使えるのが良いところです。
また、100株では年間6,000円ですが、300株だと年間20,000円、500株で年間33,000円と、株をたくさん持っていると、さらに優待利回りが良くなるものでした。保有期間3年以上など、長く持つと受け取れる価値が大きくなる株はそれなりにありますが、100株×3よりも300株のほうが多く受け取れる株は多くはないので、その点も気に入って、私は300株を保有しています。
すかいらーくの株主優待はどのように変更されたか
それが今回の変更で、受け取れる金額が減額され、300株持っていることの利点もなくなってしまいました。変更された内容は以下の通りです。金額は年間分です。
現行
- 100株~299株 6,000円
- 300株~499株 20,000円
- 500株~999株 33,000円
- 1,000株~ 69,000円
変更後
- 100株~299株 4,000円(33%減)
- 300株~499株 10,000円(50%減)
- 500株~999株 16,000円(52%減)
- 1,000株~ 34,000円(51%減)
こうしてみると、300株以上持っている人は、優待が概ね半分になってしまいましたが、100株では2/3になりました。優待狙いで100株だけ持っている人が6,000円から3,000円になるとかなり寂しいことになるので、そこは4,000円にして気を使ったというところでしょうか…。
今回の変更は、新型コロナウィルスの影響で業績が不透明な中、収益構造改革の一環として株主優待の在り方を慎重に検討した結果(つまり株主優待を廃止するかどうかを含めて検討した結果)、続けることにはしたが金額は減らす、ということのようです。
確かに飲食業は大変だと思うので、優待が廃止されなかっただけでも良しとしなければなりませんね。
せっかく良いお店を見つけたので、優待の消化というだけではなくて、機会をみつけて利用させてもらおうと思います。こんどはパンケーキ食べようっと。
食後は少し新宿中央公園を散策しました。都庁を見上げて写真を一枚。
暑かった夏も、そろそろ終わりです。