五十而知天命&バリ島往還

半世紀を生きてきた今、無理しない生き方をゆるーく追及中。バリ旅に学ぶところ多し。

泉岳寺駅から横須賀へ【300円の贅沢】京急ウィング・シート ~ ついでに高輪ゲートウェイ駅

横須賀に出かけることになった。といっても戦艦「三笠」を見に行くとか、ドブ板通りで海軍バーガー片手に横須賀ビールを飲むといった楽しいプランではなく、ちょっと所用ができてしまって、日曜日に出かけていくことになった。

遊びに行くのではないと言っても、近くはない距離を移動するのだから、せめて移動中が楽しくならないものか。

単に混雑を避けるなら、JRで東京駅から横須賀線グリーン車に乗っても良いが、あまり芸がない。もっと目新しいものがないものかとGoogle先生で検索していたら、あった。

2019年10月26日から始まり、1年ほどしかたっていないサービス、

京急の座席指定「ウィング・シート」

www.keikyu.co.jp

 

これで、都内から横須賀中央駅まで移動するという手があった。面白いじゃないか。

 

 

京急のウィング・シート 2席×2列の特急タイプの座席の社内

先に1枚写真貼っておきます。こんな感じの指定席。

 

たかだか300円で指定席はありがたい。

泉岳寺始発の2100形8両編成(快特)のうち2号車だけがこの指定席になっている。

 

しかしこの座席指定、あまり人気がない。なぜなら、

8両編成の他の7車両も、座席は全く同じ

だから。

JRグリーン車のように、他の座席よりもゆったりと、ラクな座り心地で移動できる、という利点が、少々薄い。

 

でもこの路線、品川、横浜などではかなりの乗降者数が動くので、そこで周囲を気にせずに「自分の席」に座っていられる指定席は、かなり魅力だ。

停車のたびに、席を譲るべき相手が近くに立つんじゃないかと様子を見ながら移動するのは、けっこう気疲れしてしまう。

 

というわけで、当日の朝、ネット予約した。

上でリンクした京急のサイトとは別の、KQuick というページで予約できる。クレジットカードで購入すれば、乗車時に車掌さんに画面を見せるだけなので、簡単だ。

 

指定なので、混雑する品川から乗っても良かったのだが、どうせなら始発駅の泉岳寺から乗りたい。でも都営浅草線でアクセスは面倒か…、と思って地図を見ると、泉岳寺の近くに山手線の駅があった。そう、高輪ゲートウェイ駅 である。

 

地上乗り換えではあるが、天気も悪くないので、高輪ゲートウェイで駅から泉岳寺駅への乗り換えを試してみることにした。

 

まず山手線に乗って、高輪ゲートウェイ駅へ。

ホームに降り、エスカレーターで上がると、波打つような曲線を持つ天井の、大空間が広がっている。エレベーター設備の青みがかったガラス(強化プラスチックかも?)と、アイボリーの放射状の鉄骨がなかなか素敵。

 

放射状に鉄骨が伸びる天井を見上げる

日曜日の昼前後の時間帯だったが、あまり人はいなかった。物見高く写真を撮りに来たと思われる人もちらほら。自分もか。

 

 まだひとつだけなので、案内板はシンプルに「出口」。

 

高輪ゲートウェイ駅の出口を出たところ

駅を出たところの道をまたぐ部分がデッキになっている。

 

高輪ゲートウェイ駅の外。新しい道路が伸びている。

デッキを渡って、階段を下りてきたところ。左手がいま降りてきた駅舎。

 

高輪ゲートウェイ駅を降りたところにある地図

階段を下りたところに地図がある。なるほど、いまいるところは、第一京浜から駅の方に入れるようにコの字に作られた、新しい道なのね。

泉岳寺駅、品川駅との位置関係もわかったが、距離感がぜんぜんわからない地図だ…。

 

点字ブロックのある広くてまっすぐな長い歩道

殺風景な歩道を泉岳寺駅へ向かう。左手のフェンスの向こう側は大規模開発中。

 

工事現場の車両出入口

上の写真の歩道を突き当たるまで進んで、左に曲がったところ。この先に泉岳寺駅がある。

 

この工事中のところには、巨大なツインビルが建つらしい。

www.watch.impress.co.jp

 

それが出来上がれば、この殺風景な地上乗り換えではなく、商業施設を経由して楽しく泉岳寺駅にアプローチできるようになるのだろう(たぶん)。

 

泉岳寺駅のある交差点、空が広い

第一京浜を渡って高輪ゲートウェイ駅方面を振り返る。さっき歩いていたのは、交差点の向こうの白いフェンスのところ。その奥でいかにも大開発らしい巨大クレーンが働いている。

数年後はこの視界が高層ビルでふさがれるのだろうが、今はまだ空が広い。

 

泉岳寺駅改札を外側から見る

地下鉄入り口から階段を降りて、都営浅草線京急線 泉岳寺駅に到着。

 

泉岳寺駅ホームの電光掲示板

ホームに降りる。電光掲示板はふつうに快特三崎口行きの表示があるだけで、特にウィング・シートに関する表示はない。少し不安な気持ち。

 

泉岳寺駅ホーム

ウィング・シートの車両が止まる2両目のところまで行くと、ようやく「ウィング・シート 乗車口」の表示が。

 

京急 泉岳寺駅 ウィング・シートの説明パネル

時刻表のところに、とってつけたような(文字通り)ウィング・シートの説明パネルが貼ってある。掲示物にしては字が小さいし、300円であることが全然目立たない。流行らせようという気がないのか…。

 

電車が入線してくる京急泉岳寺駅

入線してくる快特。いよいよ乗車だ。

 

京急のウィング・シート 2席×2列の特急タイプの座席の社内

乗車。右手奥に写っている、乗務員さんがいる入り口からだけ乗車できる。乗車時に、予約の画面を見せればOK。

乗務員さんはどの駅でも、到着して扉が開くと「こちらは指定席です!乗車券のほかに指定券が必要でーす」というような声かけをしていた。

 

泉岳寺は始発駅で、入線前にホームにはほとんど人がいなかったので、この車両でなくても余裕で座ることができる。そのため、わざわざ泉岳寺からウィング・シートに乗る客が少ないのか、「指定席です」と言われて「はい」と用意していた予約画面を見せたら、気のせいか、ちょっと意外そうにされたように見えた😅

入線前に一緒に並んでいた女性は、ウィングシートに乗るのかと思ったら、知らずにそこにいただけで、他の車両に移動し、乗車したのは私だけだった。

品川では、2人連れが乗車しようとしたが事前予約はしていなかったらしく、その場で説明されて現金を支払っていた。事前予約は300円だったが、乗車時の支払いは1人500円と言われていた。

 

その後も、横須賀中央に着くまで、この車両には最大で7人しか乗車しなかった。

他の車両の様子は直接見えなかったが、ホームに待っていた人の人数から言うと、品川以降は座れない人もいたと思うし、車両によっては結構混んでいたのではないかと思う。

それでもこの車両を利用する人が少ないのは、それほど知られていないか、泉岳寺~横須賀まで約50分を乗車するならともかく、20~30分程度では300円払う気にならないというところだろうか。

ちなみに、始発駅の泉岳寺から終点 三崎口までは70分程度。この座席なら、遠く感じなさそうだ。まぐろを食べに行ってみるかなー。